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中高年の転職が厳しい現実をお話しします。

2020年7月5日

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中高年の転職が厳しい現実をお話しします。

2020年7月5日

 

こんにちは! Naga-sanです。

先日の記事で、私がリストラされた時の事をお話ししましたが、今回は、その後、今の仕事に就くまでの苦労話?をお伝えしたいと思います。

 

いや~、中高年、特に50歳の半ばを過ぎると、本当に転職が厳しくなります。 😥 

 

過去に担った肩書も課長レベルじゃダメ、最低でも部門長が必要か?...。

でも、これも大きなポイントにはならない気がします。

 

先ずは、縁故を利用するのが一番ですが、私はそれをしませんでした。

...って言うより、したくなかったというのが本音です。

 

中高年で、これから転職を考えている方、

是非、一読してみて下さい!!

 

中高年の転職は、縁故があれば一番近道

 

さて、私は前の仕事を辞めた後、1か月程度はノンビリ過ごしていました。

 

流石に旅行に行くような精神的余裕はありませんでしたが、

直ぐに就活するような気にもなりませんでしたので、、、。 

 

その後、、、

辞めた前の会社で用意してくれた、マンパワーの再就職斡旋プログラムを利用して就活を開始します。

 

また、失業保険の受給もありますからハローワークにも行き、募集している仕事のチェックも始めました。

 

そんな中、

再就職斡旋プログラムの担当者から言われた最初のサジェスチョンは、

「〇〇さん、誰かの縁故で採用してもらえそうな会社はないのですか?」でした。

 

その担当者曰く、

「再就職先は見つかると思います。でも、〇〇さんの希望に合う就職先を最短で決めるには、やはり縁故が強いです。特に中高年になると、一般的な就職するまでの過程(履歴書提示、面接)が厳しくなります。縁故であれば、少なくとも面接まではスムーズに行けますからね!」

というような事を言われたと思います。 至極真っ当な意見でした。 

 

実際、前の会社でリストラされた奴の再就職先は、

人の縁を頼りに決めていった者が大半でした。

 

でも、、、私はその方法での転職は考えていませんでした。

 

何となくなのですが、、、

「縁故で採用されても何か肩身の狭い思いをするのでは?」

そして

「今更、誰も頼りにしたくない!」という思いが強かったからなんですね。

ここでもリストラされた時と同じく、変な意地があったのかもしれません。

*中高年でリストラされたお話し、しかもパワハラ付き(笑)参照!

 

教訓その1、変な意地は持たない!! 使えるものなら縁故も利用すべし!!

 

中高年転職での「年齢」という高い壁

 

再就職斡旋プログラムでも、ハローワークでも、

先ずはIT企業の営業というカテゴリーで、求人情報を探していきます。

まあ、ごく当たり前な方法ですね。

 

求人情報を見ると、意外とあるんです、希望に合いそうな企業が。

まあ、今から5~6年前ですから、現在とは少し事情が違うかもしれませんが...。 

 

年齢制限は、どこの企業も、確か無かったように思います。

って言うか、記載しないようにしていたのかもしれません。

 

再就職斡旋プログラムの方では、

希望の会社があると、そこをリストアップして担当者から打診してもらいます。

ハローワークは、確か窓口に行って、

そこの窓口担当者から希望企業へ連絡してもらい、必要書類を送って書類選考という段取りだったと記憶しています。(かなり怪しい記憶ですみません。(^^;)    

 

このようにして、過去の経験を活かせそうなIT関連企業にトライしました。

 

その結果は、、、

ほとんどの会社は書類選考落ちです。 😥  

 

いくつも送った履歴書、職務経歴書が返送されてきます。 

 

そう簡単には行かないとは思いつつ、

送った書類が返送されてくるのが重なってくると、やはりめげます。

 

就職氷河期の就活生の気持ちが痛いほど分かりました。 

 

自分のキャリアが応募した会社にミートしていなかったというより、

明らかに年齢的なものである事は、明らかだと思います。

 

やはり50歳半ばになる人間への門戸は厳しい事を痛感した次第です。

この点については、

再就職斡旋プログラムの担当者やハローワーク担当者からもほのめかされてはいましたけどね。

 

ヘッドハンティングされるような輝かしい実績がない限り、

50歳代の再就職は、本当に厳しい戦いになります。

 

ここで言う輝かしい実績とは、

大手企業で多くの部下を仕切っていたマネジメント経験、

長期の海外勤務で、そこでもマネジメントした経験とかです。

50歳を超える再就職には、必ずマネジメント能力が問われるという事です。

 

教訓その2、年齢(50歳以上)は、自分の想像以上に再就職の足かせになっている!!

 

ITブラック企業からの面談依頼がきた

 

それでも、あるIT関連会社から面談の申し入れがありました。

そして、ハロワークの担当者だったと思いますが、こう言われました。

「〇〇さん、面談されるのは良いですが、この企業、あまり良い噂を聞きません。俗に言うブラックと思われる会社ですが、それでも面談してみますか? 一応、この情報をお伝えした上で、面談の有無を判断して欲しいと思いまして...」との事。 

 

こんな事を言われたので、かなりモチベーションは落ちたのですが、

その時は漸く得られた面談のチャンスだったので、「まあ、一応、面談はしてみたいと思います」という返事をし、面談日をアレンジしてもらいました。 

 

そして、一次面接と相成り、面接会場へ、、、。 

 

面接方法は、

同じ部屋に5~6席ほどだったと思いますが机と椅子が置いてあり、そこで一時面接官と面談するスタイル。

 

そう、同じ部屋の同じ時間帯に、複数が同時に面接しているというわけです。

何とも適当なやり方だなあ!って思った記憶があります。面接内容は全く覚えていません。(^^;

 

もう、この会社への興味はなくなり、

仮に一次面接が通っても次は断るつもりでいました。

 

そして面接結果は、、、

返事がありません。

 

おそらく通らなかったので通知されなかったのだと思いますが、

非常識にもほどがあります。結果の通知なしです! 

 

その一方で、こんなブラックの会社ですら一次面接通らないのか!!っていう思いもあり、

悲しく、そして情けない気持ちになったのを今でも覚えています。 😥 

 

思ってもいない企業からの面談依頼が!!

 

さてさて、

前の会社から退職して10カ月ほど経過しても、就職先が決まらない状態が続いていました。

 

失業手当の給付期間もあと2か月ほどになり、正直、焦りが募っていた時期です。 

 

IT企業だけではなく、

少し幅を拡げ、IT企業以外の営業職への応募も含めてトライしていましたが書類選考落ちの連続、、、。 

 

こりゃ、何か考え方を変えないと、

いつまで経っても職に就けないぞ!と考え始めていた頃です。

 

再就職斡旋プログラムの担当者の方から、

「こんなオファーがありますが、試験と面接、受けてみますか?」というお声が掛かりました。 

 

そのオファーの内容は、、、

今までの経験を活かせるとは全く思えないものです。

 

営業でもなく、IT関連でもなく、

何と、損保会社での交通事故示談交渉という仕事内容でした!! 

 

正直、、、

「こりゃ、どう考えても無理な、そして長続きしない仕事だろ!!」

「長続きできない仕事だから辞める奴が多くて、次から次へとオファー出してんじゃない?」

みたいな感想を持った次第です。

 

給料も、前の会社と比較すると半分程度でしたので、

やはり断ろうかな?という思いと、

今はオファーが来るだけでも感謝すべきだろ!

っという思いが交錯します。(-_-;) 

 

そして、、、

「まあ、断るのはトライしてからでも良いし、採用されるかどうかも分からないわけだし」

 

という事で、そのオファーを受ける事にしました。

 

これが私の運命を変えました!!(ちょっと大げさかな?笑)

 

大手損保会社の事故センターに採用されて

 

さて、私はその採用試験(SPIと面接)に臨みます。

4名、同じ会場に来ていましたが、皆さん、私と同じ年代の方です。

 

「やはり、辞めていく奴が多いので、複数名採用するんだ!」

って思っていました。 

 

しかし、、、

今回の試験で採用されるのが1名であった事は、後から知ることになります。

 

SPIの試験をこの歳で受ける事になるとは思ってもみませんでした。 

そして、、、

まったく出来ません。 🙁 

 

「こりゃ、この試験で落ち決まりじゃん!」って本当に思いました。 

 

そして面接...、

二人の面接官と面談です。

 

「試験はどうでしたか?」

っていうのが最初の問い掛けだったと記憶しています。

 

「いや~、まったく出来ませんでした。この年齢であんなテストを受ける事になるとは、正直、思ってもみませんでした!」的な始まりで、面接がスタート、、、

たぶんトータルで20分程度だったと思います。

 

まあ、どう印象付けできたかは分かりませんが、面接が終了し、結果待ちとなります。

 

「流石にSPIテストは出来なさ過ぎたので駄目だろうなあ?」

「でも、あれは形だけのもので、面接で酷くなければ4名採用するんだろう」

「まあ、落ちても希望する職種じゃないし!」みたいな気持ちの揺れがあったりしました。 

 

そしてそして、

確か面接当日の夕方だったと思いますが、

再就職斡旋プログラムの担当者から携帯に連絡があり、

「〇〇さん、もし、今回のオファーを受けるなら、今日の面接官だった●●さんに電話して下さい。こちらが会社の番号になります」という連絡が、、、。

 

「やっぱり全員採用するんだ!」って、その時は思った次第です。 

 

そして、、、

「まあ、希望する職種ではないけど、今は贅沢を言ってはいられないし、就職しても就活は継続しながらやってりゃいいか?」という事で、何とかプータロー生活からは一応抜け出せました。

 

でも正直、

「長続きできる仕事ではないだろう!」って本当に思っていたのも事実です。

 

教訓その3、50歳を過ぎた転職では、過去のキャリアに拘らない!!

 

そして現在も雇用延長して損保会社で働く日々

 

採用されて最初にオフィスに行った時、

「あれ?私ひとりだけですか? 他の方は?」

と配属された課長に聞きました(この課長は面接官だった人の一人)

 

すると、「〇〇さん、採用したのはあなただけですよ!」との回答、、、。

そして何故、

私が採用されたのか?については今もって不明のままです。

(よっぽど他の応募者のレベルが低かったのか? まあ、今はどうでも良い事ですが) 

 

今の損保会社の入社して早5年、

60歳になり昨年(2019年)12月に定年退職、

そして雇用延長して現在に至ります。

 

まあ、何もなければ65歳までは働けそうです。

当初は、、、

こんなに長くこの仕事をするとは思っていませんでしたから人生は分かりません!

 

今回は、中高年者の厳しい転職の現実のお話しでしたので割愛しますが、 

何故、当初の予想に反して今の損害保険会社で長く勤める事になったのか?

については、また別の記事でお伝えできればと思っています。

 

教訓その4、何事もあきらめない、そして縁も大事!!

 

ではまた... 犬

 

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