病気 経験

狭心症と疑われた前兆の症状と体験した検査について

  1. HOME >
  2. 病気 >

狭心症と疑われた前兆の症状と体験した検査について

こんにちは! Naga-sanです。 

私も還暦を超えた歳なので、過去にいろいろと病気の経験があります。このブログでは、そんな病気体験についても当時を振り返りながら記事にしていこうと思います。

同じ病気を患っても必ずしも同じ症状が出るとは限りませんが、気になる方の参考になればと思います。

 

で、、、今回は狭心症についてです。

狭心症と疑われた時の前兆の症状と実際に体験した検査についてのお話しです。 

 

この記事で分かる事、、、

です。 

なお、狭心症自体については、ネットで詳細を確認下さい。🙇

 

狭心症と思われる前兆の症状

さて、私が狭心症と思われる症状が出たのは、50歳を少し超えた頃でした。

 

その当時はIT企業に勤めており、残業も多く、帰宅も午前様になる事が頻繁でした。

 

食事時間も不規則でタバコも1日一箱以上は吸っていたと思います。運動は殆ど皆無、土日は疲れを癒すためにゴロゴロしていたような生活をしていました。

 

酒も現状と比較するとかなりの量を飲んでいて、調子が良いとビール1本、日本酒2合程度飲んだ後、ワイン1本位は一人で空けていた思います。今じゃ考えられないですが!!(^^; 

 

まあ、狭心症に限らず、何らかの病気を患うような生活習慣だったわけです。

 

体重は80㎏を少し超えてしまっていたと思います。身長は170㎝ですからかなりのデブ体形だったわけです。😅

 

そんな不摂生な生活をしていた頃、まず最初に感じた症状は、タバコを吸った時に出ました「なんか胸に違和感が、、、痛いような」これが最初の症状でした。

 

それでもタバコは止めずにいたのですが、暫くする今度は歩いていると胸が締め付けられるように痛くなってきたんですね。

 

「こりゃ、タバコが原因か?もしかして肺がん?」なんて思い、しばらくはタバコを止めてみようと。

 

ところがタバコを止めても、数十メートル歩くと胸が締め付けられるように痛くなる。でも、立ち止まるとスーって痛みが無くなる。そしてまた歩き始めて少し経つとまた痛みが再発し、立ち止まると、嘘のように痛みが引くっていう症状でした。

 

流石に「こりゃ、何かあるな!」って思い、ネットで検索すると、、、

 

「狭心症」という言葉に行きつきました。

 

でも、自分の症状と少し違うんですね。ネット情報では胸が締め付けられるように痛くなり、それが10分以上継続するような事が書かれていました。

 

私の場合は、そんな10分も続くことはなく、歩くのを止めると、あっという間に痛みが引いてしまう症状でしたから、「狭心症ではないかも?」という若干の期待と「肺がんかな?」という最悪の結果を想定して悩んだものです。 

 

まあ、ほっておいても良くなるとは思えず、先ずは会社の嘱託医師に相談したところ、出ている症状から、やはり「狭心症」の疑いありという事で、紹介状を書いてもらい、慈恵医大病院で診てもらう事になりました。🏥

 

病院での検査内容

慈恵医大の循環器内科で診察を受けました。

最初の検査内容は、、、

・血液検査 

・心電図 

・エコー検査(超音波検査)

これらの検査の後、、、

・CT検査、

・ホルダー心電図 

の順番だったと思います。 

 

そして、この検査結果を受けて、、、

やはり「狭心症」の疑いがあり、ほっておくと心筋梗塞に繋がる可能性があるとの診断に。😬

 

予想はついてはいましたが「やっぱりそうか、、、」と少しショックに見舞われた後、更に主治医から「〇〇さん、血液検査の項目で、ある数値が異常値になっています。これも至急診てもらった方が良いので、今から内分泌内科に行って下さい」との事、、、

 

「え、何それ!」っていう事で、内分泌内科で受診、、、

 

その結果、、、「橋本病だと思います!」との事。ここでまた「何それ!」という事に。(-_-;) 

 

ここでは橋本病の詳細については省きますが、ネットで調べてみて下さい。女性に多い病気なのですが、何故か患ってしまったのです。まあ、この病気については、また別記事で語りたいと思います。 

 

話しを狭心症に戻します。

 

主治医から、「〇〇さんの今後の治療方法ですが、投薬だけで良いか、或いは手術した方が良いかを判断しないといけません。ついては、カテーテル検査をしますので、入院手続きして下さい」という事に。

 

「早い方が良いので、今、空いているカテーテル検査日を確認しますね。この日は如何でしょうか?」というように、トントンと日程を組まれてしまい、二泊三日の検査入院と相成りました。😱

 

カテーテル検査入院

午前中から入院です。

一人で行こうと思っていたのですが、「奥さんにも説明必要なので一緒に来て下さい」との事で、家内と一緒に慈恵医大に行く事に。

 

入院当日(1日目) 

あまりやる事がなかったと記憶しています。体温測ったり血液を採ったりする程度で、基本、ベッドの上で安静にしていれば良いだけです。

 

午後に、主治医から簡単なカテーテル検査のスケジュール説明があり、検査当日(翌日)の午後に結果を説明するので、必ず奥さんも同席するよう言われました。

 

ここまでで嫁さんは解放! 嫁さん「こんな程度だったら、明日の検査当日に来れば良いだけじゃん!」という冷たい、でも的を得たセリフを吐いて帰って行きました。😅

 

夕食も普通に出ましたが、まあ、病院の飯ですからね、推して知るべし内容です。夕食後はベット上でテレビを見ながら過ごし、21時消灯です。

 

その当時、仕事も忙しく疲れも溜まっていた事もあったのでしょうね、検査前にも関わらず、早めに眠りについたと記憶しています。  

 

検査当日(2日目) 

午前中の検査でしたので、朝食は抜きです。

 

開始時間は忘れましたが、検査室までは何故か車椅子に乗せられて、看護師さんに運ばれました。初めての車椅子体験でした。

 

この車椅子で検査室に運ばれる頃に嫁さん登場!「え!車椅子に乗っているの?」っていう表情だったのを今でも憶えています。心の中では「もうちょっと早めに来いや!」って思ってました。😡

 

ですので、嫁さんとは検査前には余り話しが出来ず、検査室へ。 

 

検査室ではカテーテル検査用のベッドに移され、手際よく準備が進められます。

 

局部麻酔ですので、痛みはありませんが検査している医師の声はハッキリ聞こえます。確か二人で検査機器を操作していたと思います。

 

今でも鮮烈に記憶に残っているのは、右手首の血管(動脈)からカテーテルを挿入すのですが、最初に入れた時に血液が大量に手に流れる出る感触が分かるのです。見る事は出来ないのですが、感じるのです。

 

実際は大した量ではないのかもしれないのですが、記憶に残る何とも言えない、正直、気持ち悪い体験でした。😖

 

右手首から挿入されたカテーテルを伸ばして行き、心臓まで到達させます。造影剤を入れながら心臓を撮影するようですが、後から考えると「いや~、恐ろしい事をやったもんだ!」と本当に思いました。

 

こんな検査を毎日のようにやっている医師には頭が下がります。 

 

約1時間程度で検査は終了し、帰りはベッドに寝たまま病室に戻ります。右手首には止血バンドがきつく巻かれ、そのままの状態で結構長い時間安静にさせられます。

 

きつく巻かれた止血バンドために、手の色が変わるほとで、少しシビレも感じたと思います。夕方には止血バンドが外され、ようやく少し解放です。

 

嫁さんは、検査中は待機しているだけで、検査終わっても、私は安静で横になっいるだけですから暇を持て余しておりました。

 

そして、夕方になり、主治医から検査結果についての説明が、、、

個室に通され、撮影された画像を見ながら話しを聞きます。

 

詳細内容は忘れてしまいましたが、今回の検査から「〇〇さんは、ステントを入れる手術をした方が良いと判断します」との見解でした。

 

ある程度は覚悟していましたが「やはりステント入れないと駄目なのか?」という思いが。

 

因みにステント手術とは、冠動脈の狭くなった部分へステントというものを置き、詰まった血管を拡げて血液の循環を良くさせるというものです。

 

「では、ステント手術のための再入院スケジュール決めます。それと、手術前に心筋シンチグラフィ検査をし、最終判断した上で行います」との事。

 

「心筋シンチグラフィ検査ってなに?」、でもこの心筋シンチグラフィ検査結果が、私の人生(ちょっと大袈裟)を少し変えてくれる事になります。 

 

検査翌日(3日目) 

朝食は普通に出ます。その後、看護師から体調を聞かれ、問題なければ午前中退院OKとの事でした。

 

病院なんぞに長居はしたくないので、早々に10時に退院です。因みに嫁さんは退院時には来ませんでした。これでカテーテル検査入院は終了です!!

 

心筋シンチグラフィ検査

続いて、心筋シンチグラフィ検査についてです。

 

これは心臓の筋肉(心筋)に血液の供給が十分かどうかを調べる検査で、心臓に負荷をかけた場合と安静にした場合の2パターンで検査します。

 

心臓に負荷をかける方法は2つあり、実際に運動させ負荷をかける場合と、薬を注射されて負荷をかける場合があります。私の場合は薬剤を使った方法でした。

 

実際に注射されて暫くすると、確かに心臓の鼓動が早くなり、若干胸が痛くなったような気がしました。

 

当たり前ですが、あまり気持ち良いものではなく、胸痛が少し出たので、「こりゃ、ステント入れられるの決まりだな!!」って覚悟しました。

 

この検査、入院は必要ありませんが、丸一日時間を費やすので、結構疲れます 🥴

 

心臓に負荷をかけて検査(撮影)、その後、安静にしてから検査(撮影)します。安静にしている時間は3~4時間程度ですが、この間に食事を採る事ができます。 朝から病院(慈恵医大)へ行き、検査終了は夕方です。

 

心筋シンチグラフィ検査の詳細はネットで確認してみて下さい。 

 

さて、いよいよ次はステント入れる手術か!って思っていたところ、検査当日夜に主治医から電話があり、、、

 

「〇〇さん、心筋シンチグラフィ検査結果は陰性でした。ですので、ステント手術は今回は見送る事にします。入院予約はこちらでキャンセルしておきますね。詳細は、次回の診察時に説明します」との事。

 

本来であれば良かった!って思わないといけないはずなのですが、手術を覚悟していたので「今回は見送りか...」って何か残念のような、肩すかしをくらったような複雑な心境でした。

 

検査結果が陰性とは、心臓に負荷を掛けても心筋にちゃんと血流が回っているいう事です。

 

そして、狭心症予防薬を飲みながら様子を見て、半年後に再度心筋シンチグラフィ検査をしましたが、やはり結果は陰性でした。 

 

そして主治医から「これからは半年に1回、心筋シンチグラフィ検査をして、手術の有無を判断していきましょう」って言われた時、ちょっとブチ切れました。

 

「半年に1回って言いますけど、検査費用は1回3万円以上するんですよ。それ以外に予防薬もお金かかっているし、気軽に半年に1回検査って言わないで欲しい。2回検査して2回とも陰性なんですよ!!」 😡

 

今まで素直で大人しい患者と思っていた私が語気を強めたものですから、主治医の先生「分かりました、確かに安い検査ではないですから、1年に1回としましょう。でも、異変を感じたら、直ぐに来て下さいね!」っていう事に。

 

これが約10年前の事なんですが、その後、心筋シンチグラフィ検査は1回もしていません。3カ月に1回の定期診察と薬の処方、半年に1回の血液検査で現在まで至っています。

 

ところで、改めて思う事が1つあります。

 

カテーテル検査する前に何故心筋シンチグラフィ検査をしなかったのだろう?っていう事です。

この心筋シンチグラフィ検査の結果でステント手術の判断をするのあれば、順番が逆じゃない?って事です。 

 

まあ、それでもステント手術をしなかった判断には感謝しています。病院によっては、狭心症や心筋梗塞の疑いがある患者には、初めからステント手術或いは心臓バイパス手術ありきで考えているところもあるようです。 

 

いろいろと調べてみると、ステントを入れたからと言って必ず症状(胸痛)が無くなるものではない事、ステント入れた事によるその後のアフターケアの大変さも考えると、出来ればステント手術はしないに越した事はないと改めて思っています。

 

処方されている薬

さて、処方されている薬についてです。

その前に「現在の症状はどうなのよ!」って聞かれそうですよね! 

 

ここ10年は落ち着いています。胸痛の症状も余りないです。そう、余りです。 全く胸痛の症状が出ないという事ではなく、走ったりすると胸痛を感じる事もあります。

 

でも、必ず出るというわけではないのが不思議。かなりな勢いで走っても全く胸痛なんぞでない事もあれば、小走りしただけで痛みがある事も。

 

でも、ちょっと休めは直ぐに痛みは引きます。本当、微妙なんですよね。

 

いずれにしても、日常生活では何ら問題はありません。処方されている薬で予防されているのだと思います。

 

あと、もちろん、タバコは止めてます。当たり前ですよね!! 😅

 

では、今、私が処方してもらっている薬についてです。 以下の通り。

 

・タケルダ配合錠

効能効果:血を固まりにくくして、血栓が出るのをおさえ、血液の流れを良くする作用がある。

 

・バルサルタン錠40mg

効能効果:血圧をあげる物質の働きを抑えることによって、末梢血管を拡張し、血圧を下げる作用がある。

 

・ロスバスタチンOD錠5mg

効果効能:血液中のコレステロールの量を下げる作用がある。

 

・カルベジロール錠2.5mg

効果効能:脈の乱れを整え、心臓の働きを助ける作用がある。

 

・ベニジピン塩酸塩錠2mg

効果効能:心臓へ酸素や栄養を送っている冠血管を拡張させる作用、末梢血管を拡張して血圧を下げる作用がある。

 

・ゼチーア錠10mg

効果効能:血液中のコレステロールの量を下げる作用がある。

 

狭心症予防薬としては、この6種類を各1錠つづ毎日1回、朝食後に服用しています。

 

因みに、上記薬の中の多くはジェネリックとなっていて、3カ月分で8,000円程度です。

 

実際は、橋本病用のチラージンS錠50μgも処方されているので、純粋な狭心症予防薬だけでしたらもう少し安くなると思います。 

 

単純計算で1日90円程度の薬代という事ですね。まあ、そんなに負担にはならない金額です。 

 

副作用は??っていう点ですが、それぞれの薬には副作用の記載がありますが、そこに記載されている内容の副作用を経験したことは今までにありません。 

 

ただし、私は、この薬を約10年ほど服用し続けているのですが、一つだけ言える副作用があります。まあ、副作用と言えるかどうかは微妙ですが、それは、お酒が以前ほど飲めなくなったという事です。ただし、薬との因果関係は分かりません。

 

医者から酒は止められていませんが、これらの薬を飲み始めてから、ある一定量のアルコールを飲むと、気分が悪くなってしまうんです。今ですと、ビール350mlとお酒1合程度が適量ですかね? 

 

この病気になる前は毎日晩酌していましたが、今は週末しか飲まなくなりました。まあ、身体にもお財布にも良い事だと思っています。  

 

狭心症との付き合いも10年となりました。年齢を重ねることにより、どうなっていくのかな?っていう若干の不安もありますが、まあ、この歳になれば一つや二つの持病を持っているのは当たり前と思い、気にしないようにしています。🙄

 

ではまた... 犬

-病気, 経験

© 2023 Naga-san's blog Powered by AFFINGER5