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中高年でリストラされたお話し、しかもパワハラ付き(笑)

2020年6月28日

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中高年でリストラされたお話し、しかもパワハラ付き(笑)

2020年6月28日

Hello! Naga-sanです。今回は私のリストラされた話しを少しばかり。

もう10年くらい前になりますかね? 

 

時間が経過したので今は振り返る事ができますが、当時はかなり辛かったですねえ。

 

リストラ対象になった時、しがみつくべきか? それとも新しい道を選択すべきか? 

 

なかなか難しいところ、、、私はしがみついた方でした。(-_-;)

 

 

リストラ対象になったら、新しい道を選ぼう

約10年ほど前、私は某外資系IT企業に勤めており、リストラの対象となりました。

職種は営業で、50歳くらいの頃です。

 

因みに転職経験は3回ありまして、今の会社が4社目。

最初の2回は自分の意志で、3回目はリストラでという事になります。

 

今思うとリストラ対象になったと分かった時に早く決断して、新しい道を選ぶべきだったと若干後悔しています...(-_-;) 

何故か? 

リストラ対象になったという事は、会社側は何としても辞めさせようとしてくるからです。外資系は特にアカラサマです。

 

しがみつこうとしても、大きな力には敵いません。

そうこうしている内に、更に年を重ねて転職すら厳しい状況に追い込まれてしまうんです。

 

私が前の会社に見切りをつけたのは54歳の時でした。

3~4年ほど辞めさせようとしてくるマネジメントサイドの圧力に抵抗しましたが、最後は受け入れるほかありませんでした。

 

でも、この圧力があったこの期間を頑張れたのは、他にも同じ境遇の仲間が何名かいたからでした。

その仲間と情報交換しながら、3~4年しがみついていた訳ですが、逆に一人だったら、もっと早く決断していたかもしれません。

 

経験したリストラの実態

 

さて、経験したリストラの実態ですが、先ず何でその会社にしがみつこうとしてしまったのか? 

一つは意地でした!

今思うとつまらない意地だったと思いますが...(苦笑) 

 

実は、リストラを言い渡してきたのは代わったばかりの上司(この文中ではAと呼ぶ事にします)からでした。

前の上司が辞めた後、外部から新しい上司が来たのですが、

こいつ(A)、明らかにリストラを敢行するために採用されたマネージャーでした。

おそらくリストラ対象は決まっており、その対象者を辞めさせる事がミッションとして与えられていたとしか思えません。

1名辞めさせる毎にインセンティブが付いているのでは?と思えるくらい、そのやり方は辛辣でした。 

 

Aは、自身が採用した若い社員を中心に組織を構築し始めましたが、

私を含めたリストラ候補者は、その新組織では浮いた存在であり、PIPの対象者となっていたんです。

 

PIPとは、Performance Improvement Programの略で、

ある一定期間で目標を達成できなかった場合、減給や解雇もあるというものです。

 

このプログラムで設定される目標は、

到底達成など不可能なものになっているんですが、さらに誓約書に署名させられるという代物です。

 

誓約書とは「目標を達成できなかった場合は、解雇も受け入れる」というものです。

 

我々リストラ候補者達は、その誓約書への署名は拒むんですが、

中にはAからの圧力に負けて署名した奴もいました。 

 

とにかく、私はAから解雇されるのだけは嫌で、

意地になっていたような気がします、今振り返ってみるとね。 😥 

 

続、経験したリストラの実態

 

更に経験したリストラの実態ですが、

その前に、前の会社にしがみつこうとしていた理由の2番目は、やはり、50歳を過ぎてからの転職に対する不安だったと思います。

本当にちゃんとした職を得ることができるのか?っという事です。

実際、54歳で前の会社を辞めた訳ですが、この不安は現実のものとなります。

 

まあ、この辺の苦労話は別の記事でお伝えしたいと思います。

 

さて、リストラの話しに戻りますが、

Aから「あなたは営業として戦力外となっている。他の部門でも職種にも空きはない。退職金を上積みするので辞めるかどうか決めて欲しい!」ってな事を言われたと記憶しています。

 

そして1週間程度経ったころAに呼ばれ「で、決めてもらったか?」 

私「辞めません!」 

そしたらAは激怒「戦力外だと言っている! 辞めないで会社に来て何をするんだ! やる事なしで給料もらったら給料泥棒だろう!」的な事を言われ、、、

 

ただし、Aは事業部長ではありましたが、

解雇する権限はなかったんでしょうね! 本人が「辞めます!」という言質を取るまでがAのミッションだったんだと思います。

 

別の奴は何かの失敗を指摘され、それで「辞めます!」の現地を取られてました。

Aはリストラ対象者のミスを常に意識していました。

 

とにかく、辛い時期でしたね! 

Aが上司になって約2年程度、この暗黒時代が続きます。

 

続々、経験したリストラの実態

 

Aから言われた内容は明らかにパワハラと思った私は対抗手段にでます。 

一応、その会社でもセクハラ、パワハラ、社員の不正を告発できる仕組みがあり、相談できる電話番号が用意されていました。

 

ただし、全世界に展開する外資系会社ですので、

相談する番号は海外です。(-_-;) そう、英語なんです!  

 

海外旅行程度の英語であれば何とかなりますが、

流石にパワハラ内容を訴えるほどは英語に自信ありません。

 

でも、そこは全世界仕様の会社、

通訳を介せる仕組みになっていました。

で、最初は英語で電話をし、

通訳を付けて欲しい旨伝えると、通訳者を付けてくれたのですが、、、

 

この通訳の日本語が怪しい(-_-;) 

 

一応、こちらの訴えは言ったのですが、

相談員にキチンと伝わったのかどうか? かなり不安ではありました。 

 

それから暫くして、

なんとなんと、人事部長から私に連絡があり面談したいと。 

 

結局、このような問題は現地法人で解決しろ!

という事だったんですね。まったく意味なし! 

 

そして、人事部長と面談しましたが、

「あなたにも問題あるようですが、今後は、きつい言動は控えるようにAに言ってありますから...」との事、

 

ちゃんちゃん♪ でした。 

そう、人事もリストラについては承知済なんです。 😥 

 

続々々、経験したリストラの実態

 

さて、暗黒時代が約2年ほど経過した後、

なんと、Aが解雇されました! 

 

もちろん、辞職というかたちでしたが、間違いなく「解雇」です。 

 

おそらく、

任された事業部の数字が不調だった事もあると思いますが、リストラのミッションが未達だったんだと思います。

 

私ともう1名が、その時点で辞めずにいました。

対象者は5名ほどいましたから、

約束を達成できなかったのでしょう!Aが連れてきた若手社員も、それから少しして退職していきました。

 

「正義は勝つ!」なんて、

その時はもう1名のリストラ候補者と喜んだもんです。(笑)

 

しかし、その後、また外部から新事業部長が着任しましたが、

我々を辞めさせるミッションは引き継がれていました。 

 

ただし、その後任の事業部長は、キチンと説明してくれました。

辞めさせようとするのではなく、

もう辞めないといけない状況になっているんだという事を、丁寧に話してくれましたし、飲む機会も作ってくれました。 

 

私より10歳くらい若い人でしたが、

過去の実績も含め優秀な方だったと記憶しています。

 

そして「こりゃ、もう潮時だな!」と思い、

会社を辞める決心をしました。 もう1名の奴も同様です。 

 

因みに、その事業部長も、

私が辞めてから1年もしないで退職したようです。

何があったかは分かりませんが、外資系では良くある事です。

 

リストラ対象になったら、新しい道を!!

 

ちょっと長々と書いてしまいました。

こうやって振り返りながら当時の事を書いていると、色々な事が思い出されてきます。

 

この記事だけ読むと、

前の会社は酷いところだったと思われるかもしれませんが、私は決してそうは思っていません。

 

良い時期もたくさんありましたし、

外資系ならではの経験もさせてもらい、今でも飲みに行く大切な仲間もできました。

給料も一番良かった会社でしたしね。 

 

さて、、、

「自分は仕事出来るし優秀だからリストラの心配ない」って思っている方もいるでしょう! 

でも、世の中は何があるか分かりません。

新型コロナなんて、本当に想定外の事ではないでしょうか? 

 

そして、

もし貴方が中高年になりリストラ対象になってしまったら、、、

 

早めに新しい道を探す決断をすべきだ!

とキッパリ言う事ができるんです。そう、今だからですけどね!

 

ではまた... 犬

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